上へ戻る
Hitachi

他社の周年事業の実態を知ろう!
Webアンケート調査コラム

本アンケート調査について

調査会社を通して、当社が独自に行ったインターネット調査。各社の周年事業に関する実態を把握することを目的とする。

  • ※周年事業とは、創業や設立から数えて10周年、50周年などの節目に、企業や組織の歴史を祝う記念行事のこと。
  • 調査対象:従業員規模50名以上の企業に勤めている、周年事業の主催者側および参加者側の方
  • 調査期間:2024年8月2日(金)〜8月7日(水)
  • 調査手法:インターネット調査(2024年8月時点/当社調べ/N=1,000(周年事業の主催者:800、周年事業への参加者:200))

本コラムは、当社周年の専門スタッフのアキラが、周年事業に興味関心をもっている企業の担当者に説明するセミナー形式で進めていきます。

皆さんこんにちは。当社が独自に行ったインターネット調査の結果をもとに、全5回(番外編を含む)にわたって各社の“周年事業の実態”についてご紹介していきます。
第3回は各社が“周年事業でどのような施策を行っているのか、また実施後の評価”についてお話しいたします。“施策の内容や評価”は皆さんが特に気になる部分ではないかと思いますので、参考にしていただければと思います。
当社 周年の専門スタッフ アキラ
今回の内容も楽しみです!よろしくお願いします(一同)。
周年事業に興味をもっている企業の担当者

こちらこそよろしくお願いします。

Q. 周年事業でどのような施策を行いましたか。(当てはまるものすべて)

A.

結果は次の通り

  • もっとも多かったのは
    49.0%の「周年パーティーの開催」
  • 次いで
    44.7%の「記念式典の開催」、
    44.6%の「記念品・ノベルティの制作」
  • ※「周年パーティー」と「記念式典」はどちらも周年を祝うイベントですが、形式や雰囲気が異なります。
    一般的に「周年パーティー」は、飲食やエンターテインメントなどが含まれる場合が多く、柔軟で自由な進行とカジュアルな雰囲気で行われるイベントです。一方で「記念式典」は、開会の辞、スピーチ(あいさつや祝辞)、閉会の辞など決まったプロクラムに沿って進行し、フォーマルな雰囲気で行われるイベントになります。なお、2部構成で両方実施される場合もあります。
「周年パーティーの開催」「記念式典の開催」「記念品・ノベルティの制作」この3つの施策がそれぞれ40%を超え、よく実施されているのですね。
ちなみに施策はひとつではなく、複数行っている企業も多いのでしょうか?
また、まもなく当社は100周年を迎えるのですが、周年数による差も気になります…
製造系企業の担当者 ナオ
ナオさんご質問ありがとうございます。順にお答えしていきます。
実施されている施策の数については、全体平均で2.7でした。
周年数別にみたのが下記のグラフです。
周年の年数が長いほど数値が高い(施策を多く実施)傾向がみられ、ナオさんがお勤めの企業と同じ100周年では平均3.31となっていますね。

実施した施策の平均回答数(周年数別)

ありがとうございます。
歴史が長いほど伝えたいことが増え、大きな節目であれば盛大に実施すると思うので、施策数も多いはずではないかと考えていました。アンケート結果もその通りだったのでスッキリしました。
それにしても実施する施策が多いと準備も大変そうですよね…

ナオさんのおっしゃる通り、複数の施策を同時に進めることは大変ですし、また周年社史・記念誌を制作する場合は歴史資料の収集・整理に多くの時間がかかります。
ご担当者の負担も大きいため、周年事業を実施したい企業さまを支援する私たちのような会社が存在します。

そうなのですね。
普段の業務もこなさなければなりませんので、支援会社にお願いすることも含めて検討したいと思います。
では次に、皆さんが気になるであろう“実施した周年事業の評価”についての結果をみていきたいと思います。
皆さん、どれくらいの割合の主催者の方が“実施した周年事業が成功した”と評価していると思いますか?
そうですね。
周年事業をやるからには評価されたいですし、希望的観測ですが“6割が成功した”と回答したのではと予想します。
IT企業の担当者 ウィリー

Q. 実施した周年事業をどのように評価していますか。

A.

結果は次の通り

  • 68.3%が、“非常に成功した”と“成功した”
  • 26.6%が、“普通だった”
  • 5.1%が、“あまり成功しなかった”と“失敗した”
ウィリーさんの予想は当たっているでしょうか?さっそく結果をみてみましょう。
実施した周年事業は、68.3%が“非常に成功した”または“成功した”と評価する結果でした。
約7割が高く評価しているようです。また、“普通だった”は26.6%と全体の3分の1近くを占め、“成功しなかった”は5.1%と少ない数値でした。
私の予想を超える結果ですね!
ところで、いろいろある施策の中でどの施策が評価されているのでしょうか?
前の設問で施策内容に関する結果をご紹介いただいたので、気になりました。
いい質問ですね。皆さんの鋭い視点には驚きます…!
実施した施策別の評価は下記の通りです。
先ほどご紹介した、よく実施されている施策のベスト3(周年パーティーの開催、記念式典の開催、記念品・ノベルティの制作)では、“非常に成功した”“成功した”の合計が7割を超える評価でした。興味深いのは、周年記念映像・周年記念Webサイトの制作で評価が高く、8割を超える結果だったことです。
周年記念映像の場合、記念式典・イベントでのサプライズ映像や過去の歴史を振り返る映像などの上映は、話題を提供することで場を盛り上げることができます。
また、その後も企業PRなどに活用できるということも、高評価につながっているのではないかと思われます。

周年事業の評価(施策別)

周年記念映像や周年記念Webサイトの評価が一番高いのは意外でした。
たしかに、見る人を引き込む映像を会場での上映、Webサイトでの掲載などいろいろ活用できると、評価や満足度も高くなるのもかもしれませんね。
補足になりますが、実施した施策の数が多いほど評価が高く“非常に成功した”“成功した”の割合は、施策1個では約54%にとどまりますが、6個以上では約92%と大きく差がありました。
例えば、周年記念に向けて周年ロゴマークやスローガン作り、それを活用したポスターで事前告知することで周年記念に向けて気分を醸成する。記念式典・イベントでは、記念映像の上映やトークイベントなどの余興を行い、記憶に残るものにするなど複数の施策を組み合わせて実施することで相乗効果が生まれ、より満足のいく結果につながるのではないかと思います。
そうなのですね!覚えておきます。
施策をどこまでできるかは、予算を考慮しつつ考える必要がありそうですね。
予算は考慮しなければならない要素ですよね…
私たちもお客さまのご要望や状況に応じて、最適な施策の組み合わせをご提案しますので、お気軽にご相談いただければと思います。
ありがとうございます。とても心強いです!
では今回の最後に、周年事業を成功させるための要素は何だったかをみていきましょう。

Q. 周年事業を成功させるために重要だと感じた要素は何ですか。(当てはまるものすべて)

A.

結果は次の通り

  • もっとも多かったのは
    61.2%の「スケジュール管理」
  • 次いで
    50.2%の「社内関係者の協力」
    43.6%の「予算管理」

平均回答数:2.38

これまでの結果から、複数の施策を行う場合も多いようなので、スケジュール管理や予算管理は大事ですよね。
また、“社内関係者の協力”も周年事業成功のために重要なのですね。
医療・福祉関連企業の担当者 マナブ
本セミナーの内容をよく理解されていますね。

周年事業は企業が一丸となって行うものですから、社内関係者の協力が欠かせません。
具体的には、施策のアイデア出しやイベントの準備・運営に携わったり、開催の意義や目的を理解し、積極的に発信したりすることなどが挙げられます。その結果、周年事業のスムーズな運営や社員の一体感・モチベーションの向上につながるなど、多くのメリットが期待できます。“社内関係者の協力をいかに得るか”が周年事業成功のポイントでもありますので、覚えておいてください。

今回は“周年事業でどのような施策を行っているのかと実施後の評価”そして“成功のための要素”についてみてきましたが、いかがでしたでしょうか。

他社はどんな施策を実施しているのか、また実施した周年事業(施策)の評価はどうだったのか。周年事業を成功させるためには何がポイントなのかが分かり、参考になりました。
自社の周年事業を検討する際に役立てたいと思います。
皆さんの周年事業検討の参考になっているようで、うれしいです。
次回の内容もお楽しみにしてください。