導入の背景と経緯
定期メンテナンス後の検査票を回収、手作業で帳票へ記載事項の転記をしていたが、AI-OCR※1を用いることで手書き文字の認識精度が向上、また帳票にはRPA※2を導入し転記を自動化。作業時間を約26%短縮(従来60時間/月⇒今回44時間/月)した。
※1:AI-OCR:Artificial Intelligence−Optical Character Reader の略
※2:RPA:Robotic Process Automation の略
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課題
- 月次報告される手書き検査票をFAXで入手、管理番号を付与し社内サーバーへ取り込むと同時に必要事項を管理ファイルへ転記していた。
- 検査票の枠組みが細かいため文字は小さい。また手書きであるため判読にも時間が掛かっていた。
- 約1,700枚/月の作業には60時間/月が掛かり、作業時間短縮の手法を探っていた。
解決策
- 検査票の手書き文字を正確かつ自動的に読み取る仕組みとして“AI-OCR”を導入した 。
- 検査票には管理番号を付与しサーバーへ自動登録、管理ファイルへの転記を全て自動化した。
正誤判定は書類ごとに変換結果をマスタと突き合せし矛盾を検知。誤情報だけを人手を介することなく仕分けし、修正を実施。人為的作業を削減することで44時間/月(従来60時間/月。約26%減)まで作業時間の短縮を図った。
- 後に確認が必要なデータや検査票の抜け漏れが無くなった。