オンラインイベントの配信は、ライブで配信する場合や録画を使用して配信する場合があります。
第2回のコラムでは、配信方法を選ぶ際のポイントと活用シーンについてご紹介します。
オンラインイベントでは、参加者へどのような情報をどのタイミングで届けるか、など目的に合った配信方法を選ぶことが大切になります。
配信方法は、以下の4パターンの配信方法があります。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、その内容を理解し、目的にあった配信方法を選びましょう。
次に、それぞれのメリットとデメリットについてご紹介します。
NO | 配信する内容 | 速やかに多くの人へ最新情報を配信したい 視聴者とリアルタイムでコミュニケーションをとりたい |
比較的長い期間で多くの人に情報を配信したい 視聴者の都合に合わせて繰り返し視聴してもらいたい |
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1 | ライブ配信 リアルタイムで動画を配信 |
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2 | オンデマンド配信 事前に収録した録画を配信 |
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3 | 疑似ライブ配信 事前に収録した録画を配信しながら、視聴者とのコミュニケーションは リアルタイムで動画配信 |
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4 | アーカイブ配信 (ライブ配信後必要に応じて実施) ライブ配信を記録として映像に残し活用 |
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録画を使って配信する(オンデマンド配信) 場合との比較でご紹介します。
開催日時を決めて集客し開催するので、その時点での最新情報を配信することができます。また、リアルタイムで配信するため、参加者に集中して見てもらえる可能性が高いです。
開催中に参加者の質問に答えたり、参加者の反応を見ながら臨機応変に対応したりできます。また、参加型の企画などを立て臨場感のあるイベントを開催することができます。
開催日時があらかじめ決まっているので、都合がつかずに参加したくても参加できない方がいる可能性があります。
リアルタイムで配信するので、トラブルやミスが起こる可能性があります。そのため事前に想定されるトラブルに対する代替手段を準備しておくことや、ミスを避けるための台本つくりのスキルなどが必要になります。
リアルタイムで配信する場合との比較でご紹介します。
事前に収録した録画をインターネット上へアップロードし、配信期間中に参加者の都合の良いタイミングで視聴してもらえます。また、配信期間内であれば何度でも繰り返し視聴できます。
録画は事前に収録するため、「伝えたいことが伝わっているか」や「言い間違いがないか」など内容を確認した上で配信することができます。
動画編集において、クオリティや情報の精度にどこまでこだわるかによって、時間や労力がかかることも想定されます。
動画を視聴している参加者の反応などは、リアルタイムでつかめないのでコミュニケーションがとれず参加者との関係性を強めることが難しいです。
疑似ライブでは、事前に収録した映像を配信しながら、視聴者とのコミュニケーションはリアルタイムで行いライブ配信します。
ライブ配信とオンデマンド配信の両方を取り入れたものになりますので、今回はそれぞれのメリット・デメリットが疑似ライブにどう反映されているかをご紹介いたします。
ライブ配信のメリット
ライブ配信のメリット
(オンデマンド配信のデメリットの改善)
オンデマンド配信のメリット
ライブ配信のデメリット
オンデマンド配信のメリットの喪失
ライブ配信のデメリット
オンデマンド配信のメリットで一部改善
オンデマンド配信のデメリット
ライブ配信した映像を記録に残し、視聴者の都合の良いタイミングで視聴できるのがアーカイブ配信です。
ライブ配信後、必要に応じて実施していただくことをおすすめします。
ライブ配信に参加できなかった方にも、記録として残した映像を配信期間中、都合の良いタイミングで視聴してもらえます。
また、配信期間内であれば何度でも繰り返し視聴できます。
動画を視聴している参加者の反応などは、リアルタイムでつかめないのでコミュニケーションがとれず参加者との関係性を強めることが難しいです。
実施するイベントの種類やその目的によって、配信方法を使い分けたり組み合わせたりすることもできるので、その例の一部をご紹介します。どのような配信方法が良いかお悩みの際には、お気軽にご相談ください。
ライブ配信
オンライン展示会オンライン懇親会・催し物など
商品に関する最新情報を伝えたり、参加者の反応にその場で対応したりと主催者側と参加者側で関係性を強めたい場合に実施する展示会。また、イベントに参加している方々との交流を深めたい場合に実施する、参加型の企画を取り入れた懇親会などにはライブ配信がおすすめです。
オンデマンド配信
オンラインセミナー(ウェビナー)セミナー(教育系)など
繰り返しの視聴により理解を深めてもらいたい場合や、事前に作り込んだ質の高いコンテンツを配信することで、しっかりと学習してもらいたい場合など、教育系のセミナーではオンデマンド配信がおすすめです。
疑似ライブ配信
オンラインセミナー(ウェビナー)商品説明会など
製品やサービスについて参加者の方に納得してもらうために、作り込んだ説明動画やコンテンツが必要な場合や、疑問や質問などにリアルタイムで対応することで関係性を強めたい場合などは疑似ライブ配信がおすすめです。
ライブ配信+アーカイブ配信
オンラインセミナー(ウェビナー)セミナー、講演会など
最新情報を短時間で多くの方へ視聴いただきたい場合には、ライブ配信がおすすめです。また、参加できなかった方向けには記録として残したライブ配信の映像を活用し、アーカイブ配信として組み合わせて実施することがおすすめです。